スマホのバイブ音で目が覚めた。

一瞬でハッキリと頭が働くんだけど、体がどうしても重たい。
仰向けに寝ていた俺の傍らで、背中を向けて身を屈めるようにして眠っている菜摘のキレイな髪の毛を見つめる。

(ええぇ、と・・・合計何回だっけ?)

頭の中で昨夜の出来事を振り返る。
仕事上の飲みを早々に切り上げた後、居酒屋で菜摘に声を掛けて連絡先を交換した。
次に行ったダーツバーで菜摘と知り合い、そのまま非常階段で1回。

(そうだ、菜摘とは明日ランチ行く約束してたっけ)


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その後、終電に乗り遅れた菜摘と落ちあい、一軒寄った後にうちに連れ込んで・・・2回。
バスルームでは口でイカされたなぁ・・・。

充電のケーブルに刺さった菜摘のスマホは未だ断続的な振動を送っているけど菜摘はいっこうに起きる気配を見せない。
小さな寝息とともに微かに肩が上下してるだけだ。
後ろから覆いかぶさるように菜摘を抱き締める。

「菜摘ちゃん、おはよう。電話鳴ってるみたいだよ」

大方鳴らし続ける人物は見当がつく。

「うぅん、おはよう。今、何時ですか?」

菜摘はほとんど動かないまま、こちらも見ずに尋ねた。

「えっとー、まだ8時だね」

「土曜の8時とか・・・きっと彼氏なんで、電話ほっといても大丈夫です」

そうこう言ってる間にバイブがピタリと止んだ。




俺は菜摘の腰元に置かれた右手でゆっくりと菜摘の体のラインをなぞる。
昨日夢中になった身体はやっぱり抜きん出てきれいな曲線と滑らかな肌を持っている。
そのままその豊かな胸に手を伸ばし、その柔らかな弾力を楽しむ。
起きた時からすでに膨張していた俺のその部分が菜摘の尻の割れ目に押し付けれる形になっている。

「あっ、はぁん、隆さん、朝から元気過ぎぃ」

半分眠ったままのような声だ。
特に返答することもなく、うなじから肩甲骨の辺りに唇を這わすと、左手も菜摘の体の下を潜って空いていたもう一方の乳房を鷲掴んだ。
両手の指先で先端の敏感な部分を刺激する。

「あぁっ、んっ」

切なそうな吐息に俺のそこも硬度を増す。
半分寝息のようだったその声は次第にしっかりとした喘ぎに変わっていく。
菜摘が当たっているモノから逃れるためか、もしくはより敏感な部分に触れさせるためか、腰をくねくねと揺すった。
肉感豊かで大きめの尻に刺激されてほぼフルの状態まで目を覚ます俺のチンコに菜摘は後ろ手に触れてくる。

「昨日3回も出したのに、もうこんなになっちゃってるんですね」

昨日と同じ、少しイタズラっぽい声のトーンだ。
後ろ手とは言え、菜摘の手指の使い方は巧みだ。
肩と首を回してこちらを見る菜摘。
新社会人らしいナチュラルなメイクはすでに落とされていたけど、そのしっかりとした目鼻立ちは昨夜と何ら劣るところはない。

「こんな美人さんと一緒だもん、そりゃあ元気にもなるよ」

リップサービスっぽい台詞だが基本的には本音だ。
そう言いながら胸の柔らかさを楽しんでいた右手をそっと下の割れ目に移動させる。
短く刈り揃えられた茂みのもう少し下、割れ目を指先で軽く開きながらそこに触れると菜摘は声を殺したままビクンと身体を震わせた。
そこはすでに十分な湿潤を帯びている。

「菜摘ちゃんも、もうこんなに反応しちゃってるじゃん、昨日あんなにしたのにね」

と、またスマホの振動音が響く。
きっとまた彼氏だろう、心配してるのか日頃の習慣なのか。
AVなりエロ漫画なりでよく見かける例のシチュエーションが頭に浮かぶ。

「いいよ、菜摘ちゃん、電話、出て」

穏やかだけど少しだけ命令のニュアンスを込めた言葉。
菜摘は小悪魔っぽい振る舞いも魅力的だけど、本質的にはMだと思う。
昨夜の僅かな時間で度々この口調を用いたが、菜摘はそれに逆らえないことはすでに知っていた。
一瞬背中に躊躇いを見せたが、すぐに腕を伸ばした。

「もしもし、あ、うん。終電乗れなくって。ううん、今日はビジネスホテルにしちゃった、疲れてたし、三千円だったから」

聞き耳を立てるけど相手の声は聞こえてこない。
しかし十中八九彼氏さんだろう。
それにしてもまぁスラスラと上手に嘘が出てくるものだ。
ゆっくりと胸を掴んでいた左手に力を入れ、舌で菜摘の背骨の凹凸をなぞる。
少しだけ呼吸が乱れるが電話口の向こう側には伝わらないだろう。




「お風呂も入れたし、今日は時間ギリギリまでホテルにて買い物して帰ろうかなって思ってるよ。うん、夜までには帰るよ。晩御飯?うんいいよ、待ってる。大学なんだ、7時頃?うーん、たぶん帰ってるかな」

右手の指先に粘液を絡めてゆっくりと入り口を擦る。
菜摘はぎゅっと足に力を挿れてそれ以上の侵入を阻もうとするのだけど、それはどんどん溢れてくる。
一番敏感な部分にそっと触れる。

「ムン、うんんっ!」

瞬間的にスマホを布団に押し付け、声を飲み込む。

「あ、ご、めん。なんでもないよ、うん、家にあるもので適当に」

どんどん溢れる粘液の量に比例して、電話を掴むのとは逆の手で俺のそこを擦る指先の動きもより大胆なものになる。
明らかな興奮がその全身に立ち現れるように、しっとりと密着する肌に汗ばみを感じる。

「え、明日、う、ン。大丈夫だよ、そうだね久しぶりに。うん。でもちょっとだけ疲れてるから近場がいいかな」

声を時折上擦らせながらも破綻なく受け答えするが、すでにその集中は全身の肌に移っているようだ。
もう一度こちらに目線を向ける菜摘。
俺のモノをゆっくりと入り口付近に宛てがい、入り口やクリを刺激する。
まるで人のモノを使って自慰をしているようだ。
菜摘の目が潤み、腰を前後に揺すってそれを自らの中に収めようとする。

「(ゴム、してないよ)」

こちらを見つめる菜摘に口の動きだけで訴えるが菜摘の腰の動きは止まらない。
軽く頷いて見せて俺の侵入を促す。
亀頭の先ではトロトロと熱い粘液と、時折触れる張りつめた小さな敏感な突起をハッキリと感じている。
絡みつく小さな陰唇にすでに包まれていて、じわじわと響くように快感が伝う。

「(いいの?)」

もう一度唇でメッセージを伝えると、ウンウンと頷くばかりだ。
カーテンから漏れる光に映し出される菜摘の顔は紅潮しきって、瞳はそれを求めて切なそうに濡れている。
腰を少し下にずらして角度を調節すると、菜摘のそこへと一気に挿し込んだ。
ヌプリと温かいゼリーのようにまとわりつく。

「(んんんっ!)」

枕に顔を押し付けて声を殺した。

「・・・ご、めん、そろそろ・・・。え、ああ、ごめん、その話って今じゃなきゃマズい?ううん、あっ!いや、そういうわけじゃないんだけど」

ゆっくりとストロークする。
さすがに声を出させては可哀そうだ。
正直Sキャラになりきれない自分が少しだけ情けないんだけど、それでもやっぱり彼氏に対する優越感というか菜摘に対する独占感というか心理的な快感を感じる。
菜摘は菜摘で思い切り膣をひくつかせて俺のモノを波打つようになぶる。
俺は菜摘をうつ伏せにして、脚を閉じさせたまま寝バックの体勢をとった。
見事な盛り上がりを見せる尻の肉を手で左右に開いてより深い所まで挿入する。
昨夜、ゴムを付けたままでは曖昧だった子宮口のコリコリとした感触を亀頭に感じる。
その部分に触れるたびに会話が不自然に途切れる。
もう限界だろう。

「ンっ、ごめん、キャッチ、会社の先輩からっ、っぽい。ごめん、後でまたメールぅっ、するっ、ね!」

手短に話を切り上げるとスマホの画面をせわしなくタップして通話の終了を確認した、その瞬間だ。
堰を切ったように悲鳴に似た声をあげる。

「あぁっ!そこっ!イイっイイっ!」

「凄いね、昨日した時よりもずっと熱くなってるよ。菜摘ちゃん、彼氏と話しながらこんなに咥え込んで」

菜摘のテンションにあてられて、普段ならあまり言わないようなSっぽい台詞を菜摘の耳元に囁きかけてみる。

「ああぁあん、だってぇ、すごい、キモチ、いいィのぉ!」

スイッチ、なんて言葉が浮かぶ。
完全に入ってしまっている状態だ。

「ほら、菜摘ちゃんが挿れてって言うから、生で入れちゃったよ?彼氏と電話しながら俺の、生で入っちゃってたんだね」

「だって、すぐにっ!欲しくてぇ。大丈夫な日って思ったら、生で欲しくなったのぉ!」

「生理前は彼氏ともいっつも生でしてるの?」

耳に息を吹きかけるよに優しく、それでいて菜摘のスイッチをONにし続けるように話し掛ける。

「ううん!違うの、初めてなの!あぁ、生のほうが気持ちイイぃ!熱くて、凄く感じるの!」

「じゃあ菜摘ちゃんの初めての生、彼氏さんより先に貰っちゃったんだ」

菜摘のそこはより一層熱く濡れそぼり、粘度の高い湿潤と熱と強い圧迫で俺のモノをズッポリと包み込んでいる。
溢れ出したものがストロークのたびに閉じられた菜摘の脚の間からヌチャ、ブチュッとエロい音を立てる。

「彼氏とするよりぃ、昨日も全然良かったからぁ。あぁぁっ!欲しくなったのぉ!」

俺の先端は菜摘の奥を突き、さらにその付近にある子宮の入口を擦り上げる。
菜摘の角度的にこの寝バックの姿勢が良い具合に届くようだ。
ズンッ、ズンッ、ズン!と一番深いところを連続で思い切り突き上げる。

「あぁぁあ!あ、ああッツ!」

菜摘は背中を仰け反らせて、今日最初の絶頂を迎えた。
腕を突っ張るように上半身が持ち上げられて全身が波打つように震える。
上げられた頭はそのまま重力に任せてバフッと枕に落とされる。
肩で息をする菜摘の背中に粒の汗が溜まっている。
華奢な肩、きれいな肩甲骨のラインの下にはシーツに押し潰された豊かな胸の膨らみが見られ、きゅっと絞られたウエストのラインと見事な対比を見せる張り出したまん丸いヒップライン。
このままこの扇情的に美しい尻と背中に自らの白濁をぶちまけたい欲求に駆られる。
だがこのままイッてしまって、菜摘の豊かに揺れる胸や綺麗に整った顔が快楽にゆがむ姿を見ることが出来ないのはやはり物足りない。
菜摘の中に収められていた俺のモノを引き抜くと、ヌプッと音がして溢れ出た液が糸を引く。
鞘から抜かれたその肉の棒はヌラヌラと半透明にコーティングされている。

「あぁん」

名残惜しそうに菜摘は尻をひくつかせてシーツに顔を埋めている。
肩が荒い息に合わせて動いている。

「うつ伏せになって」

菜摘の体の下に手を入れて支えるように力を入れると、ゆっくりと寝返りを打つ。
回転する体の動きに合わせて大きな乳房が左右に揺れた後、重力に逆らうようにプリンと上を向いた。

「ほら、身体、起こして」

菜摘は後ろ手に掌をベッドに突き身体を支えて上半身を起こした。
まだ息は上がり、俺を見る目は潤んでいる。
俺は閉じられた脚の間に身体を差し挟み、菜摘の太ももの下に自分の太ももを入り込ませて後ろ手の対面座位の姿勢にし、腰骨の辺りでムッチリとした太ももを開く。
菜摘の陰毛は白く溢れでた液でベッタリと濡れていて、その奥に核が張りつめ陰唇が卑猥に口を開いていた。
その唇に俺の先端を宛てがい、豊かな潤滑を用いてそこを擦る。

「あぁあ、はぁあ」

たちまち切ない吐息が漏れる。

「見てみなよ、こんなに濡れてる。俺のも菜摘ちゃんのせいでベトベトだよ」

手を後ろについて股を開く菜摘は、少し顔を下げて自らの下の唇が俺のモノを愛おしむように包んでる様子を凝視する。
吐息がより一層色めき立つ。

「ほら、どうしよっか、このまままた生で挿れちゃう?」

先端を膣の極々浅い部分に出し入れする。
ヌチャ、ヌチャと糸と白く濁った泡が立つ。

「はぁあ、挿れ、て、ねぇ、そのまま、早く挿れてぇ」

菜摘の切ない吐息は懇願に変わる。

「ちゃんと見てるんだよ」

そう言うと俺は2、3度入り口をクチュクチュと擦った後、視覚的に入っていく様がよく分かるようにゆっくりと菜摘の中にそれを沈めていった。
菜摘の視線はそこから離れない。

「はぁあ、入ってきた、あぁぁ、イイぃ!」

菜摘は手を後ろについたまま体を仰け反らせると、胸がその存在を俺に誇示するように目の間でたゆんと大きく揺れる。
そのまま俺の太ももの上に座ったようになっている菜摘の身体を突き上げるように揺すると、バックとは違う角度で菜摘の奥を突く。
膣全体の締め付けがさらに強まり、すぼまった奥が俺の亀頭を更に奥へと誘いこむように収縮を繰り返す。

(ヤバい・・・)

昨日とは比べ物にならない気持ちよさが俺の全身を貫く。
ゴム越しにも感じた、菜摘の内部構造の複雑さが全て俺の亀頭の張り出した部分に絡みつき、奥への射精を促しているようだ。
菜摘の「もう始まる頃」の言葉が頭を巡り、欲求を誘う。
このまま菜摘の中に出す事による支配欲求なのか、生ですらしたことがないという彼氏への優越感なのか、その思いに俺は囚われている。

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