二十代半ばの頃に、三つ年下の女の子と交際していました。

僕の胸までしかない小さな背丈で、細身の体つきをしていた彼女。

化粧気の無い童顔に、ボーイッシュな短い猫毛の黒髪が良く似合いました。

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ですが、そんな幼い見た目とは裏腹に胸だけは大きく発育していて、男をいけない気持ちにさせるタイプの魅力的なロリっ子。

もっとも、そんな彼女と僕との性関係は、普通の恋人同士としてはかなり変わったものだったと思うのです。

元はと言えば、まだ処女だった彼女が、初めてのセックスを酷く痛がってしまったところから話しは始まりました。

そして射精できずにどうにもならなかった僕は、結局は彼女に手でいかせてもらうことになったのですが・・・。

恥ずかしい話ですが、僕自身そのとき初めて体験した女の子の手の気持ち良さに、すっかりはまり込んでしまったのです。

以来、僕はセックスもそこそこに彼女の手ばかり要求するようになってしまいましたが、意外にも彼女はそれを全く嫌がりませんでした。

実は彼女も手でするのが好きになってしまっていたのです。

そしてある日、なんど彼女の方から手だけでしたいと提案してきました。

セックスは痛いだけからしたくないけれど、手で良ければ一日中でもしてあげたいと。

僕が気持ち良さそうに声を上げて、耐え切れずに射精してしまう姿を見ていると、堪らない気持ちになるのだと彼女は言いました。

さらには僕が泣いてやめてくれと言い出すまでいかせ続けてみたいとまで、童顔に小悪魔な笑みを浮かべて告白してきたのです。

以来、僕はセックスすることも忘れ、彼女の指先に身を委ねる日々を繰り返すようになっていきました。

お互いの家が近かったこともあり、僕たちは殆ど毎日のように逢っていました。

仕事帰りに駅前で落ち合い、僕が暮らすワンルームマンションまで肩を並べて歩いていきます。

部屋に入ると靴を脱ぐのもそこそこに、玄関先で僕は彼女の小さな体を抱きしめてキスを交わしました。

そして早速ズボンを下ろすと彼女の細い腕を取って、ビキニブリーフの上から握らせます。





「もうガッチガチやん♪」

彼女は楽しそうに言って、感触を確かめるようにゆっくり指先を動かしてきました。

「昨日だって三回いかせてあげたのにぃ。ホンマ、勃起させすぎやでぇ・・・」

責めるように言いながらも、うっとりとした表情で、股間をいじり続けてくる彼女。

「しょうがないでしょ、たっちゃうんだから・・・」

言い訳がましく説明せざるを得ない僕。

正直、僕はいつの間にか彼女の姿を見るだけで、いつも勃起してしまうようになっていました。

何故なら、僕を気持ち良くしてくれる彼女の手は常に剥き出しで、いつも露出され続けているのですから。

会って彼女の手を見た途端に欲情してしまう自分を、僕はどうすることもできませんでした。

実際に今日だって駅前で会ったときからずっと勃起しっぱなしで、歩きながらペニスがビキニブリーフに擦り合わされ続けていたのです。

マンションに辿り着いて二人きりになった時点で、もう我慢できるはずがありませんでした。

そんなことを考えていると、不意に、 「うっわぁ、もう染みが浮いてきとるやん♪」

彼女が嬉しそうに言いました。

見ると彼女が手を置いたビキニブリーフの膨らみの先端が、早くも濡れてしまっています。

「やらし~♪」

そういって彼女は握ったままの手を上下させ始めました。

ビキニブリーフの布地越しに刺激されるその気持ち良さに、思わずボーっとしてしまいます。

「ホンマ、好っきやなぁ♪」

そんな僕の表情を見上げながら彼女が言ってきました。

「じ、自分だって好きでしょ・・・」 思わず言い返すと、

「好きやで~♪男の人が私みたいにちっちゃい女の子の手ひとつで、簡単に呻いてもうて、最後は我慢し切れんと震えながら精子ぴゅっぴゅ出してまうんやもん。めっちゃ楽しいわぁ♪」

そう言いながら、握った手の動きを速め始める彼女。

「あ・・・んっ、だ、だめ・・・いっちゃうよ・・・」 僕がそう言うと、

「ええやん、ビキニパンツの中で出してみようやぁ。パンツん中で精子まみれでグチョグチョになったチンポ、見てみたいもぉん♪」 と、さらに動きを速めてしまうのです。

「ちょ・・・っ!だ、だめだって!」

本当にいきそうになってしまい、僕は慌てて彼女の手を抑え付けるしかありませんでした。

「なんやぁ、つまらぁん・・・」

不平を言いながらも、握ったままの指先でいじり続ける彼女。

「あ、あ・・・」

彼女にいかせるつもりが無くても、いじられればそれだけでどうにも感じてしまいます。

そんな僕を、下から見上げてじっと観察してくる彼女。

僕は抱きしめたままの彼女を見下ろして、視線を交わしながら、
「た、頼むから、中に出すのはやめて・・・」
と言いました。

すると、突然ぷっと吹き出してしまう彼女。

「中で出すのやめて!なんてぇ、ホンマ女の子みた~い♪」

思わぬところを指摘してきます。

そして気も済んだのか、笑いながら慣れた手つきでブリーフを脱がしてくれました。

彼女がビキニブリーフを引きおろすと、重力に反して勃起したペニスがブルンと飛び出します。

「うっわぁ、もぉビンッビンやなぁ♪相変わらず、めっちゃ元気なチンポやわぁ・・・」

嬉しそうに言って、彼女は僕の勃起ペニスを、小さな右手で絡め取りました。

そう、本当に彼女は小さな手をしていました。

僕の勃起したペニスの周囲を回りきらない程の、短くて細い指をしていたのです。

彼女に握らせると、自分のペニスがまるで、ものすごい巨根のように見えてしまいます。

そんな本当にちっちゃな手の、僕の胸までしか背丈の無い小さな女の子に、興奮しきった男根を握らせているという事実。

この光景を眺めているだけでも、僕は本当に興奮しました。




そしてそのせいか、握られただけなのに、僕はペニスの先端から液体を滲み出してしまいます。

もちろん、それを見逃すはずも無い彼女。

「ホンマに、よう濡らすなぁ・・・」

ため息混じりに言って、握ったままの手の中から親指だけを垂直に立てました。

そしてその親指で、敏感な濡れた亀頭の先端を撫で回し始めたのです。

「う・・・」

この痺れるような快感にはどうにもならず、ニヤニヤ僕を見つめる彼女の小さな体を抱きしめることしかできません。

というより、しがみ付いているというのが正しい表現なのかもしれませんが・・・。

とにかくも、亀頭いじりを続けてくる彼女に対して僕は呻くことしかできず、しばらくの間されるがままでした。

そんなことが五分も過ぎた頃。

「なあ・・・膝、ガクガク震えとんでぇ♪」

堪らなく艶のある声で彼女が言ってきました。

言われてみると確かに、亀頭を感じさせられ過ぎた僕は、いつの間にか膝がブルブルと震えてしまっていました。

小さな手の親指一つで、ここまでされてしまったことを彼女に先に気づかれてしまうなんて、かなり恥ずかしい状況でした。

「も、もう、ベッドに行こ・・・」

立っているのも辛くなってきてそう言いましたが、しゃべって初めて息も絶え絶えになってしまっている自分に気づき、益々恥ずかしさがこみ上げて来ます。

ところがそんな僕の状況をわかっているくせに、彼女はもっとひどいことをしてきました。

なんと、僕の勃起ペニスの雁首をギュッと握り締めて、そのまま引っ張ってベッドに向かって歩き始めてしまったのです。

「あ、ああんっ!」

女の子にチンポを掴んで引き回されてしまうというこの有り得ない状況に、僕は思わず声を上げてしまいました。

「あははっ、信じられぇん!、チンポ引っ張られて感じとるぅ♪」

彼女は高笑いして、手でペニスを引っ張り続けながらも、ギュウギュウと圧迫を繰り返してきます。

「ああ、ああっ!」

余りの恥ずかしさと気持ち良さに、僕は完全に腰砕けの状態でした。

「ベッドまで我慢できるんかなぁ?それとも我慢し切れんと、ビュッビュッて出してまうんかなぁ♪」

彼女は言葉で僕を刺激し、指先を動かして体も刺激しながら、本当に楽しそうに笑っていました。

つまらない男のプライドかもしれませんが、このあまりにSM的な行為で放出してしまうことだけは避けなければいけないと思った僕。

彼女の小さい手でペニスを誘導されながら、堪らず射精してしまいそうになる自分を抑えるのに必死でした。

玄関先からベッドまでのわずかな距離が永遠に感じられた時間だったのです。

やっとの思いでベッドに辿り着くと、仰向けに寝かされました。

もちろんその間もペニスを握ったまま離してくれない彼女。

太ももを大きく広げさせられて、彼女は僕の足の間に座り込みました。

そしてそこから、彼女は改めて僕の亀頭をいじり廻し始めました。

垂直に立てたペニスの根元を左手で固定して、亀頭の先から溢れた液体を右手の人差指で塗り広げていきます。

亀頭の表面を撫でるようにクルクルと人差指を回転させながら、クビレに辿りつくとそこに指先を引っ掛けてなぞり上げていきます。

そしてまた先端からクルクルと指先を回しながら降ろして行き、亀頭全体にカウパー液を塗りたくる動作を止めることはありませんでした。

その堪らない快感に、僕は体を震わせながら呻き続けるしかありません。

「後から後から溢れてきよんでぇ♪」

彼女は本当に楽しそうに、僕の真っ赤に膨張した亀頭がテラテラに塗れそぼるまで、飽きることなくその行為を繰り返しました。

「ホンマにぃ、お口までパックリ開いてぇ、やらしいお花が咲いてるみたいやわぁ」

そう言って、今度は亀頭を指先でつまんで、尿道口をパクパクと開いたり閉じたりしては眺めて楽しんでいる彼女。

そしてそこからジュクゥッと再び液体が滲みだすのを確認して、「ホンマにやらしいチンポやわぁ・・・」と、

ため息をつくように、童顔を上気させていました。

「もっともっと、気持良くしたるからなぁ♪」




そう言った彼女は、今後は小さな手のひらで、亀頭を上から包み込みます。

そしてそのまま亀頭の表面をすり上げるようにこね廻し始めたのです。

「あっ!あぐぅう~~~っ!!」

この、まるで内臓をこねまわされているような、強烈な刺激には耐えられませんでした。

十秒とたたないうちに、僕は完全に悶絶状態で悲鳴をあげてしまいました。

「や、やめてっ!も、もういかせてよぉっ!」

身悶えしながら、彼女に訴えますが、 「あか~ん♪」

楽しそうに言って、僕が逃げれないように根元をしっかり握りしめたまま、尚も亀頭責めを続行してきます。

「ああっ!それ、ダ、ダメ!ほ、ほんとに、こわれそ~っ!」

「ええやん、こんな変態チンポ、壊してまおうやぁ」

童顔に満面の笑みを浮かべて、さらに手の平に力を入れて、亀頭をグリグリと磨り潰してくる彼女。

「ほ、ほんとに、たのむから・・・っ!あがぁ~~っ!!」

「もぉ~、手ぇひとつで女の子みたいにヒイヒイ言うてなぁ、ホンマ情けないんやからぁ♪」

そして、そこからも延々と亀頭を嬲り倒されてしまい、僕はもう途中からは殆ど声も出せずに意識朦朧としてしまっていました。

そんなぐったりとしてグロッキー状態の僕を確認し、ようやく満足した彼女。

「ホンマ、男の人っておもろいわぁ~♪」

そう言った彼女は、やっと手を上下に動かし始めてくれたのです。

かなり長い間いじられ続けたせいで、自身の液でヌルヌルになってしまっていた僕のペニス。

彼女が小さな手を上下させるたびに、クチャックチャッと卑猥な音が部屋中に響いていました。

「めっちゃやらしい音しとんなぁ♪」

僕のペニスを回らない短い指を、一定のリズムで大きく動かし続ける彼女。

僕はそこから全身に広がる堪らない快感に、何も考えられずに身を委ねていました。

「ホンマ気持ち良さそうやなぁ・・・」

手を動かし続けながら、そんな僕を眺めて呟く彼女。

「でっかくて、やらしいチンポ・・・」

またポツリとそう呟きました。

そしてそんなマッタリとした時間が過ぎて行きながら・・・。

「ふぁっ!」

突然のとろける様な快感を感じた僕は、思わず声を上げてしまっていました。

彼女は右手でペニスをゆっくり擦りながら、左手の指先で睾丸を弄り始めていたのです。

何とも堪らない二点責めに、僕は快楽の声を漏らさざるをえません。

そんな僕を眺めながら、彼女は、
「ホンマ変態やわぁ。何も知らんかった子に、こんなことまで教え込んでなぁ♪」
と、僕を変態扱いしてきました。

「へ、変態じゃないよ・・・!」

思わず言い返す僕。

「違いますぅ、変態ですぅ。ちっちゃい女の子に毎日チンポしごかせて、よがり狂ってるド変態ですぅ♪」

「あ、は、く・・・っ!、ち、違うって。だ、第一、こんな、玉責めなんて始めだしたのはそっちでしょ。」

実際に、睾丸いじりは彼女が自ら開発した手技の一つでした。

ところが、そんな僕の言葉を遮るように、突然しごいていた右手の動きを止めて、ギュッと亀頭を掴み潰してしまった彼女。

「はう・・・っ!」

僕は予想もしていなかった彼女の攻撃に、息もできずに言葉を詰まらせてしまいました。

そして十秒くらいの間握り込んだ後で、指先の力を緩められて、僕は肺に溜めこんでいた息をふうっと吐き出します。

ところが全部吐き切らないうちに、彼女はまたギュッと亀頭を握り潰してきてしまったのです

僕はまた、うっと息を詰まらせざるを得ず…。

それからしばらくの間、彼女は亀頭を掴んでは離すの動作を繰り返して、目を白黒させている僕の様子を眺めては楽しんでいました。

「う~ん、たまらんわぁ♪ちょっといじっただけでヒイヒイ言うかと思えば、さきっぽ掴んだだけで、息もできんくなるなんて、男の人の体ってホンマおもろいなぁ♪」 と、本当に楽しそうに言ってくる彼女。

もっとも僕の方は呼吸もままならず、何度も摘み潰されたせいで、亀頭がズキズキと痛みだす始末。

「あ・・・、も、もう、苦しいから・・・、やめ、て・・・いかせ、て・・・」

完全に降参した状態で彼女にそう言うしかありませんでした。

「あはは、ホンマ情けない顔で、おねだりなんかしてぇ。涙目にまでなっとるしぃ…。しゃあないなぁ♪」

そう言って彼女は再びペニスをしごき始めました。

もっとも今度は、重点的にくびれの部分を手早くこすり始めます。

「あ、あ、ああ・・・っ!」

それだけで、僕はあっという間に限界に近付いてしまっていました。

「もういきそう?」

「あ、あ、う、うん、も、もう・・・」

身悶えしながら、声を上げる僕。

「いいよ、いっぱい出して♪変態デカチンから精子ピュッピュって出るとこ、見ててあげるよぉ♪」

嬉しそうに言った彼女は、さらにくびれの部分をギュッと絞り上げるようにして一気にしごきたててきました。

「クチャクチャクチャ、チャチャチャチャ・・・!」

濡れた音が、僕の脳髄を刺激します。

「ああ、ああっ、あぁあ~~~っ!!」

そして僕は仰け反って、最後の瞬間を迎えました。

体の奥底深くから、一気にペニスの先端までを突き抜けた絶頂感。

「うわっ、飛んだぁ~~♪」

彼女の嬉しそうな叫び声。

そして手早い手淫を止めようともしない彼女にされるがままに、僕は射精の快楽の渦に翻弄され続けたのです。

「めっちゃ出たなぁ…♪」

そう言いながら、次第にペニスをこすり上げるペースをスローダウンさせていった彼女。

そして、最後の一滴までしっかりと搾り出して、ようやくその手の動きを止めてくれました。

「気もちよかったぁ?」

「う、うん・・・」

射精直後の虚脱感と疲労感に朦朧としながら、僕はなんとか答えました。

そしてその後、彼女は本当に幸せそうに、萎え始めた僕のペニスやお腹に飛び散った精液をティッシュで拭き取ってくれました。

もっとも、いった直後の敏感なペニスを刺激されて、僕は余りのくすぐったさに身を捩って反応してしまいます。

そして、それを見ながらクスクスと笑う彼女。

「はぁい、お疲れ様ぁ♪」

精液をすべて拭き取った後で、彼女はそう言いました。

「・・・のはずなんやけどぉ、なんか、またおっきなってきてんでぇ♪」

見ると、彼女の言うとおり、射精後もいじられたせいで、僕のペニスはまたギンギンに勃起してしまっていました。

「出したばっかなのにぃ、ホンッマやらしいチンポやなぁ・・・」

何とも言えない薄笑いを浮かべて僕の勃起ペニスを眺めている彼女。

「しょ、しょうがないでしょ。勝手にたっちゃうんだから」

言った後で、ふと僕は最初と同じやり取りを繰り返していることに気づきました。

「もぉ、ホンマにぃ、何度でもたつんやなぁ♪」

彼女はそう言いながら当たり前のように細い右腕を伸ばしてきて、再び僕のペニスを小さな指先に絡め捕ってしまいました。

そして慣れた手つきで、再びペニスを上下に擦り上げ始めました。

「あ・・・」

堪らない快感がペニスから僕の体全体へと一気に広がります。

僕の勃起したペニスを握る、周囲を回りきらない程の、本当に小さな細い彼女の指先。

その淫らな光景を眺めていると、自分がまるで犯罪者であるかのような、どうしようもない罪悪感に包まれます。

ですが一方で、こんな本当にちっちゃな手の、小さな背丈の女の子の指先ひとつで、快楽に溺れていく堪らない扇情感。

その魅力に、僕は抵抗することができませんでした。

そしてそのまま、もう一度射精して、食事をしてからまたベッドにあがってもう二回。

結局その日は、彼女の手で計四回射精させてもらうことになったのです。

当時のまだ若かった僕は、何度でも勃起したし、何度でも射精しました。

殆ど毎日のように会い、最低でも一日三回以上はいかせてもらうのが当たり前のような状況でした。

休みの日などは、一日をかけて十数回もの射精を繰り返すことも度々だったのです。

そしてそんな彼女との関係にはまり込み、瞬く間に過ぎてしまった一年半もの交際期間。

少なく見積もっても千回以上は彼女の手で放った計算になるというのは、正直自分自身でも信じられないような話です。

もっとも、そんな彼女とは、結局別れてしまいました。

意外かもしれませんが、別れ話しを切り出したのは僕の方からでした。

その最後の日。

乗っていたバスの最後部座席で、僕は彼女に手でいかされました。

そしてそのバスを降りた直後に、僕は彼女にもう付き合うのをやめようと言ったのです。

その時の彼女の呆然とした表情を、僕は今でも忘れることができません。

そして以来、一度も会っていません・・・。

あの時の僕の気持を、上手く表現することはできません。

上手くは言えませんが、ただ、僕自身、どこか怖くなってしまっていたのだと思うのです。

その頃の僕は、彼女と一緒にいる限り、手でしてもらうことしか考えられなくなっていました。

そして彼女も、そんな僕のペニスから精液を排出させることだけに没頭し続けていました。

もっとも今にして思えば、彼女はただ一生懸命なだけだったのだろうと思います。

初めての男に好かれたくて、とにかく喜んでもらえる行為に執着していただけでなのではないかと。

なのに、そんな彼女の気持ちにも気づかずに、快楽に溺れきっていた自分を振り返ると、本当に彼女には悪いことをしたと思っています。

ただ、当時の僕には、そんな自分をどうすることもできませんでした。

そうして延々と繰り返し続けた、明らかに普通とは言えない、僕たち二人の異常な性関係。

付き合い続ける限り、何も考えられないままに射精し続ける日々。

もしかしたらこれが一生続いていくのかもしれない。

そう考えた瞬間に、僕は怖くなってしまって、別れを切り出していたのだと思います。

あれから長い月日が経ち、今ではある程度落ち着いた性生活を送っています。

ですが結局のところ、そんな彼女との体験が、僕の性癖に大きな影響を与えてしまっているのは事実です。

そしてその願望を満たそうとして、以来味わってきたいくつかのアブノーマルな性体験。

当時の彼女も、無事結婚したという話しを風の便りに聞きました。

幸せになって欲しいと願っています。
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